MELAPRO通信#13 【吹き荒れろインディ祭り‼️#SCI2022レビュー】
お久しぶりですMELAPROです。
初っ端から私事なんですが4月から新しい生活や就職活動が始まり、前よりプロレスを追えられていなくてブログもぼちぼち更新。明らかにモチベーションが下がりました。
そんな中見たこの #SCI2022。
マーシャやクー、マカべ、ギャリーニ、マンダース、プリースト等”良い感じ”な選手のラインアップに惹かれ1、2DAYSとも視聴。知ってる選手を楽しみ初見の選手に驚き、ディグる。そしてハマる。自分の海外インディ楽しみ方テキストを再び開かせてくれるようなそんなワクワクした冒険心をくれた興行です。
※両日全レビューは流石に力尽きるので本当に面白かったやつをレビュります。
前置きはこの辺にしてレビューの方に行きます‼️行かせていただきます‼️
SCI2022 1DAYS&2DAYS
【トーナメント1回戦 】
アダムプリースト対コールラドリック
ラドリックの芸達者な感じ、嫌いじゃない。
だけどプリーストの無骨なヒールがどストライクすぎて辛い。
フィニッシュがDDTなの最高すぎて……
☆☆2、93
ダミアンタングラ対ダニエルマカべ
一目惚れレスラーに久々に会いました。その名はタングラ。タングラのスタイルと安定感抜群のマカべは外れることなく好勝負。
マカべが掌握しそのまま行くかと思わせてのロールアップでタングラ勝利。
良い感じの好勝負でかなり満足でした。
☆☆☆3、59
ケビンクゥ対ドミニクギャリー二
トーナメント1回戦からVIF対決はズルすぎる。
そしてベルトの扱い方に笑いました。
互いを知っているからこその熱戦。素晴らしい。
だけど試合順で割を食っちゃった印象なんでもっかい相応しい試合順でやって欲しいです。
最後のリストロック式ゴッズラストギフト(スモールパッケージドライバー)はエグすぎ。
今興行ベストバウト
☆☆☆3、89
マーシャスラモビッチ対1コールドマンダース
女子プロ屈指のハードファイターマーシャに古き良きブルファイターマンダースの織り成す、バッチバッチの肉弾戦に大興奮ですよ。
マーシャは本当に何時どこで何をやっても素晴らしい名勝負製造機。
各団体はマーシャに感謝すべき。
☆☆☆3、76
ジョーダンニューマン対アシュトンスター
名前だけはご存知だった2人。ニューマンは職人。アシュトンはパフォーマースタイルで異質なバウトを醸し出す、これが海外インディよ。
☆☆2、74
ビリースタークス対ロバートマーター
こちらも名前だけ知ってた2人はメインで激突。
終始小馬鹿にする態度のマーターにあどけない少女漫画の主人公の様なビリーが頑張る構図。
とにかく鼻につく小物っぷりが素晴らしいマーターにビリーのヒロイン性が噛み合い相乗しメインに相応しい熱戦に。
更にはビリーのやる気爆発場外スワントーンに自爆。
メインに出ると言う気概を感じる1発に心打たれました。
最後はマーターに必殺をぶち決め激勝。ビリーがワンランク上に駆け上がる予感がビンビンに感じたSCI1DAYSのメインでした。
☆☆☆☆4
【トーナメント2回戦】
ケビンクゥ対ダミアンタングラ
ケビンに飲まれないタングラの構成力、ケビンの圧倒的威力。
タングラは立ち向かう画が映える。
タングラのプッシュアップにケビンの存在力が見え隠れした好勝負。
☆☆☆3、75
ビリースタークス対マーシャスラモビッチ
マーシャの怖さが際立つのは対女子、そこにヒロインチックなビリーの色を塗り込めばあら不思議、トーナメント屈指の好勝負となりました。
とにかくマーシャのドミネイト力が発揮されていて満足、マーシャは対男子ではバチバチハードアンダードックになり、対女子ではドミネイト力が光るハードヒッターになる千両役者。
対するビリーは”勝ちたい”を強調するファイトで色分けしつつ存在感を放っていました。
どんなにどんなにやられてもとにかく映えるビリースタークスが素晴らしい。
最後のロールアップの返し合いから全力で押さえ込み勝利したビリーのスター街道の道が確約された素晴らしい好勝負。
トーナメントベストバウト。
☆☆☆☆4、66
ジョーダンニューマン対マイロンリード
ハイフライ対テクニカー、プロレスならではな試合はある意味”良い感じ”な試合となりました。
押さえ込みの説得力があり満足。
☆☆☆3
アダムプリースト対オリオンビショフ
デカい選手と姑息感溢れるヒールは相性抜群。
DDTの切れ味も抜群で職人気質なプリーストは巨人狩りを果たし、決勝に駒を進めます。
☆☆☆3
【トーナメント決勝戦4コーナーイリミネーションマッチ】
ジョーダンニューマン対ビリースタークス対ケビンクゥ対アダムプリースト
プリーストは無骨、ケビンはファイター、ビリーはヒロイン、ニューマンはテクニカーと個性豊かな4人がトーナメントファイナルに進出。
とにかく入場から目を引いたのはビリースタークス。マーシャ戦でボロボロになりながらも歩を進める姿に感情移入。
試合はプリーストの姑息な立ち回り方に唸りケビンやビリー、ニューマンが積み上げをしギアが一気に掛かり大技構成になった途端ビリーのバックスピンキックでケビンがまさかの最初の脱落。そこを見逃さないプリーストがDDTでビリーの躍進をストップ。
プリーストとニューマンの最終決戦に。
とにかくプリーストの試合の運び方、組み立て方が素晴らしいし食らいついて離さなかったニューマンの執念のサブミッションでプリーストが遂に力尽きる。
SCI2022優勝者はジョーダンニューマン。
優勝に相応しい好勝負でした。
☆☆☆☆4
【トーナメント外の試合】
ダニエルマカべ対ドミニクギャリー二
緊迫する地上戦から起き上がりまで息を飲む冷戦。その中にあるアツい気合いに感情移入、最後の魂のナックルに痺れました。
そしてマカべは引退を表明。あまりリアルタイムで追ってはいなかったレスラーでしたが見た数試合は素晴らしい物ばかり。もう少し見たかった。マカべが燃え尽きるまで駆け抜けて欲しいと心から思いました。ありがとうマカべ!
☆☆☆3、71
【あとがき】
#SCI2022は好勝負ばかりの良興行。極め付きには2時間弱のコンパクトさ。
満足しかない2興行でした。
【MELAPRO大賞SCIトーナメント編】
トーナメントMVP マーシャスラモビッチ
敢闘賞 アダムプリースト
技能賞 ケビンクゥ
頑張ったで賞 ビリースタークス