MELAPRO通信#12【INTheBank?INTheCASH?INTheMoney?】

こんにちは。今回は7月2日 WWEで行われたPremiereLIVE【MoneyINTheBank2022】のレビューです。

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7月2日 WWEMoneyINTheBank2022

【女子マネー権争奪戦 リヴモーガン対ASUKA対ベッキーリンチ対ショッツィ対レイシーエヴァンス対ラケルロドリゲス】 

特筆すべきはASUKAのコンディションの良さに現在抗争しているベッキーのテンポの掴み方。
2人の流石の組み立て方にビビりましたが他の4選手はハードバンプやハードな攻撃でスポットをあて少々雑な部分はありましたが配分はちょうど良きバランス。
ですがこの中で少し埋もれてしまったレイシーとロドリゲス。特にレイシーは出番が少なくロドリゲスは突き抜けない感じがもどかしく感じモヤモヤ……
最後はベッキー奪取かと思わせリヴがマネー権獲得のサプライズ。獲得候補を蹴落とし奪取の金星を経たリヴにはこれまでに無い雰囲気をまとっていました。

☆☆☆☆4、62

【US王座戦(c)セオリー対ボビーラシュリー】

今が完全体と言わんばかりのラシュリーに最年少US王者として順風満帆な防衛ロードを歩んでいるセオリー。
スカッシュ気味になると思ったこの試合ですがラシュリーの魅力が盛り込まれた好勝負に、勿論ラシュリーが凄いのですがセオリーのヒール適正は半端ない……
ラシュリー必殺のハートロックのプレゼンも完璧(最高の決まり具合ってこと)

☆☆☆ 3、14

【SD女子王座戦(c)ロンダラウジー対ナタリア】

WWEでは最近見ない硬派な戦い。異質?本質?見たものが全てです。
ラウジーも良かったしナタリアの攻めも素晴らしい。
ナタリア姉さんは色んなところで若手をシバいて欲しい。切実

☆☆☆3、52

【※CASHIN SD王座戦 (c)ロンダラウジー対リヴモーガン

リヴのCASHINにより実現した試合。
直前までナタリアと試合をしていたロンダは足にダメージが残っておりそこを上手く使った丸め込みでリヴが感動の王座初戴冠。
数分ではありましたがCASHINの高揚感が半端なく感じ、WWEに新たな女子王者が誕生したmomentとしても100点満点な作品でした。

☆☆2、58

【統一タッグ王座戦(c)ウーソズ対ストリートプロフィッツ】

前半はウーソズ1色の攻防で味気無し。このまま行くと微妙かなと感じましたが後半からギアチェンジ。今のWWEタッグ戦線最高峰の好勝負に、最後も今後への伏線があったのでサマスラあたりでリマッチあれば良いな。
今のウーソズのスタイルは今より2、3年前のスタイルの方が面白いとやはり感じる今日この頃、だけどそれはBLOODLINEのキャラに合わないので難しいジレンマ。
良くも悪くもウーソズの試合でした。

☆☆☆3、89

【男子マネー権争奪戦 オモス対リドル対セス”フリーキン”ロリンズ対シェイマス対ドリューマッキンタイア対サミゼイン対セオリー(推薦)】

まさかのセオリーのサプライズ出場に驚きつつこれされたら獲得候補を練り直さなきゃいけない事態。
試合は”オモスを排除するには1人じゃ無理”からスタート、各種スポットがありウルトラcムーヴも多く配置され道化師と化した”名誉ウーソ”サミゼインや自身の凱旋大会に躍起になっているマッキンタイアが個人的注目株として観ていました。
オモスをみんなで排除したあとからギアチェンジ。ラダーの攻防も見応えありでリドルのRKOで最高地点まで到達。
ですがマネー権保持者となったのは上層部推薦のセオリー。
マネー権とともに”Aタウン”に直行した逸材はいつCASHINするのか見ものです。
好勝負

☆☆☆☆ 4、72

【あとがき】

全体的にまとまりの良い大会で満足。新たなスター誕生が個人的モーメント。
最近のWWEで1番好きかもしれないPremiereLIVEになりましたね。