205LIVE~軽量級選手達の戦場とは~


205LIVE。今年WWEから”消滅”したブランドで今やNXTLevel UPとなっています。

クルーザー部門の番組であった205がなぜWWEではヒットしなかったのかを毎回考えています。

今回はそれをまとめてみました。 

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始まり~軽量級が輝く場所~


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2016年11月29日に205は産声をあげる。所属選手は

・ブライアンケンドリック

・セドリックアレキサンダー

・グランメタリック

・リッチスワン

・トニーニース

・ノアムダー

・アキラトザワ

・ムスタファアリ

・ドリューグラック

・リンセドラド

・TJP

ボリウッドブラザーズ

・ホーホールン

・アリヤダイバリ

・ジャックギャラガ

と今見たら豪華なメンツ、その日のメインイベントはリッチスワン対ブライアンケンドリックのクルーザー王座戦

見事スワンが勝利しクルーザー王座戴冠と言うハッピーエンドから205は始まりました。スワンが軸になって動き始めるのかと思いきやまさかの来客が王座を掠め取りました。

王襲来

彼の名は”RINGOFSATAN”ネヴィル

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ネヴィルは205陣営をことごとく粉砕しあっという間に支配していき205の顔となりました。

”KingOFThecruiserweight”その異名通り王としてネヴィルは205の玉座に居座り軽量級最強を欲しいままにしました。

新たに205に参戦したオースティンエイリーズや全王者リッチスワンを退き1週間ながらもトザワアキラに王座を明け渡すも奪還に成功…王は強し……

S!A!W!F!T!と王の離脱

王が居座る205に突如現れた”リアリスト・ガイ・イン・ザ・ルーム”エンツォアモーレ。

なんと絶対王者からサクッとベルト奪取に成功‼️205に新たな風をふかした直後激震が走るのです。

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ネヴィルWWE退団。

205の中心軸にいた選手のまさかの離脱。

軽量級戦線は軸探しの旅に……

ルチャの新風~新たなる選手達~

エンツォが引っ掻き回す205に新たなる選手達が参戦。

ジェームスドレイク、タイラーベイト、マークアンドリュース、ビデオイタミも参戦し戦力補強を施した205は新たなる時代の1歩を踏み出す準備段階に。

その頃王者エンツォはダイバリ、ノアムを引き連れ歴代の王者達とは違う色を出していました。

悪くこずるく防衛を重ねていたエンツォを打ち砕くのはRAWからサプライズ登場を果たしたカリストでした

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ルチャの新風吹き荒れた205LIVE。

ですが王座はすぐにエンツォに奪還されてしまいます…

そしてまたまた激震が。

エンツォ離脱~新GM~新時代に

エンツォアモーレが解雇。王座は空位に、そして新たなるジェネラルマネージャーが現れると騒々しい時代に。

GMは元ロックスタースパットのドレイクマーベリック。f:id:MELAPRO:20220316232409j:image

マーベリックは空位になったクルーザー王座の次の王者を決めるべくトーナメントを開催。

決勝はレッスルマニア、舞台は整っている。決勝に進んだのは番組開始から切磋琢磨しあっていたセドリックアレキサンダーとムスタファアリ。f:id:MELAPRO:20220316232732j:image

制したのはセドリックアレキサンダー

このレッスルマニアでの1戦から205の時代は新たなる時代に移り変わり、新たなる旗手となる王者に期待しました。

この時に感じたのは戴冠前まで不遇のエース感が拭えなかったセドリックアレキサンダーがこの試合で一気にエースになった気がしたこと。

軽量級戦国時代到来~

205に不動のエース誕生から新たな物語が始まります。

新たにオニーローカン、ダニーバーチ、バディマーフィー、リオラッシュが参戦し戦いはさらに苛烈に。

そしてセドリックアレキサンダーの王座戴冠からコンスタントに王座がうつり変わっていきました。

セドリックアレキサンダーニュージーランドで行われたPPVでバディマーフィーに敗北。マーフィーは翌年のレッスルマニアでトニーニースに王座を奪われます。そこからドリューグラックが戴冠、そしてNXTでの初のクルーザー王座戦が行われ挑戦者はリオラッシュ。

王座はリオラッシュの元に変わり、これ以来WWEクルーザー王座はNXTクルーザー王座に名称変更、王座もNXT管理となります。

そしてNXTクルーザー王者リオラッシュからベルトを剥ぎ取ったのはNXTの新顔エンジェルガルザ、この通り

1年の間に5回の王座移動、5人もの王者が誕生した、まさに”軽量級戦国時代”なのでした。

現王者と暫定王座~NXT205へ~

 

若き”エンジェル”ガルザに王座が移動し205は本格的にNXT管理下のもと動き出します。

そこで行われたPPV NXT”WORLDCOLLIDE.”

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NXTクルーザー王座戦

エンジェルガルザ対アイザイアスワーヴスコット対トラヴィスバンクス対ジョーダンデヴリン。

NXT対NXTUKの構図から生まれたこの4way戦は205屈指の好勝負。

そしてベルトはジョーダンデヴリンのもとに移動、IrishACEの腰に落ち着いたと思われたクルーザー王座。

ですが……

3月辺りから新型コロナが流行。デヴリンはアメリカに渡航することができずNXTUKに専念しNXTは暫定NXTクルーザー王座決定リーグ戦を開きました。 

コロナによる大量離脱を食らったマーベリックはNXT契約のために覚悟の出場,クルーザー王座に新たに参戦したKUSHIDA、ジェイクアトラス、エルイホデルファンタズマ。205勢からはアイザイアスコット、ジャックギャラガー、トザワアキラ、トニーニースと実力者勢揃いのリーグ戦。

Aグループはマーベリック、Bグループはファンタズマが勝ち上がり,ファンタズマが勝利し暫定王座を獲得しました。

そしてマーベリックもNXT契約を勝ち取りハッピーエンドが訪れ……?

無いのが205。

翌週まさかのファンタズマヒールターンからの自らマスクをとりサントスエスコバルに,ラウルメンドーサ、ホアキンワイルドを引き連れ新ユニット、レガードデルファンタズマを結成。

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205を荒らしに荒らしました。

その頃NXTUKではジョーダンデヴリンがクルーザー王座を保持したまま活躍。衝撃のクルーザー転向を果たしたトレントセブン等を相手に防衛していきました。

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そして時は来たのです……

王座統一へ〜最終章

現王者ジョーダンデヴリン対暫定王者サントスエスコバル

舞台はNXTTake overスタンド&デリバー、注目の試合形式はラダーマッチ

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白熱の激戦。制したのは”エンペラーオブルチャリブレ”サントスエスコバル、クルーザー政権を握りつつあったエスコバル

しかし時代は205NXT。強豪ひしめくスター達が溢れている……

なんとエスコバルの統一王座は短命政権に、新王者は”タイムスプリッター”KUSHIDA。

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次々とハイクオリティな試合を連発しクルーザーの価値を上げると明言していたKUSHIDA。

だがそうはいかせないNXT。いや205LIVE。

”イケメン”二郎やアンソニーグリーン、アリースターリング(アレックスゼイン)が参戦、新たな景色に溢れた205LIVE。あの鉱山が来るまでは……

そう。新たに現れた新ユニット。ダイヤモンドマイン。

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リーダーはロデリックストロング。ロディはアンディスピューテッドエラが解散、そしてNXTを一時離脱。

そして新たな仲間を引き連れ登場。

KUSHIDAとの王座戦に至ります。f:id:MELAPRO:20220412205936j:image

結果はロデリックストロングの勝利、実質的な最後のクルーザー王者となりました。

ロディは205で205以上のスター達との試合が多くなり、最後はNXT北米王者、カメロヘイズとの統一戦に敗れクルーザーは統一。この時を持ってNXTクルーザー王座は消滅しました。f:id:MELAPRO:20220412211457j:image

あとがき

黎明期からおっている訳では無いのですが,僕自身205LIVEの独特な感じが好きでよく見てました。

個人的な見解として205の軸を張れる選手が良いタイミングで離脱、良くも悪かった昇格、番組の縮小化等が後を引いてたのかなとしみじみ……

皆さん。205を愛してくれてありがとう。205、素晴らしい試合達をありがとう。205スター達、どこに行ってもあなた達は205だよ。

そして最後に、205LIVE。ありがとう。

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